諸行無常
野球を好きになって
選手が好きになって
コーチが好きになって
エンジェルスが好きになって・・・
9月末頃から
心は、さわさわし始める。
野球は「平家物語」の世界観を教えてくれる。
大好きな人達が
いついなくなるかしれない。
私の前から去るのは、
明日かも知れない。
いや、今日かもしれない。
去る人が悪いわけではなく、
残る人が悪いわけでもなく、
だから
よけいに辛い。
直人さんがトレードになったとき。
鉄平さんがトレードになったとき。
もう、これ以上泣くことはないと思うほど泣いた。
泣き続けた。
でも、
やっぱり、
また泣いちゃうんだな。
YUKAちゃんがいなくなったときも。
平石さんがいなくなるときも。
嶋さんがいなくなるときも。
私なんかより
ずっとずっと辛い人がいるんだろう。
辛さを乗り越えて
微笑むんだろう。
そして強くなるんだろう。
微笑んでくれるから
応援しなくちゃって思う。
今できることをしなくちゃって思う。
目の前から
急にいなくなったらどうしよう、という思いに駆られるから
一回でも多く、1秒でも長く
「会いたい」
「見たい」
そう思って
私は今日も球場へ行くのさ。
(・・・もしかしたら今日
平石さんのインタビューのときに
球場にいたんじゃないのかあ、私。
とにかく、記者さん達の動きだけを追っていました。)
今を大切に。
「あたりまえ なんて ない。」
「あたりまえ それは 有り難きこと。」
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者も遂にはほろびぬ、ひとえにに風の前の塵におなじ。
(ま、強いとか弱いとか、勝つとか負けるとか、とは違うけどね。)